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NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン8 #18

ギブスの横暴ぶりがなりを潜めた穏やかで優しげな表情が見られる貴重な回。前回登場した新キャラクターのバレット捜査官は声のみの出演。

 

毎度の一般市民が死体を発見するシーンから幕開け。退役軍人さんなので市警の管轄なのですが、犯人扱いされている第一容疑者本人が断固否定しているため起訴できず、何か目論見を持つヴァンス局長の肝いりで「優秀な捜査官が二人いる」NCISが担当することになったとのこと。勿論二人のうちの一人はギブスなわけですが、もう一人は?そう視聴者に思わせたところで、ディノッゾを呼ぶギブス。ここで彼を呼ぶということは、ギブスはディノッゾを認めているわけだ!いつもパコパコ頭を叩いているのはやはり愛の鞭だった。

ヴァンス局長のいう優秀な捜査官と思われるギブス&ディノッゾが、容疑者の取り調べを始めます。被害者のジャンキー息子で、更生施設を行ったり来たりするろくでなしの18歳の彼に、労わるように優しく話しかけるギブスとは逆に、ディノッゾは犯人と決めてかかって高圧的に詰問を繰り返します。二人の打ち合わせシーンこそないものの、これは息子くんがギブスに心を開いて真実を語るように仕向ける計画なのかしらん?

二人が取り調べを続ける一方でマクギーとジヴァは更生施設の精神科医に、ジャンキー具合をヒアリングに行きます。この先生、ジェニファー・ラブ・ヒューイットじゃない?違う??クレジットに名前がないから違うのか??

また、蒸発した母親の行方を捜すためお隣さんに聞き込みに行くと、そのお家のお嬢さんもジャンキーだったが去年過剰摂取で亡くなったと、十代の子供を教育するは難しいと苦々しい表情でその家のお父さんが答えてくれます。意味深な物言いなので、お隣さんが今後関係してきそうな気配がする…。

頑として犯行を認めないことに業を煮やしたヴァンス局長が、自ら取り調べると言い出して、斧を机に突き刺して息子くんを脅し、無理やり自供させます。ドヤ顔。優秀な捜査官二人は自分とギブスって意味でしたか。ヴァンス局長は取り調べの最中に、故人は海軍士官学校時代の講師であり自分の友人だったと裏事情を告白したため、ギブスは捜査に個人的な感情を持ち込むなと激怒し、自白は強要で自分は息子くんの無実を信じると言い切ります。かっこいいな〜

息子くんの無実を信じるギブスは彼と根気強く対話を続け、警戒を解いた彼からようやく真実に辿り着く手がかりを得ます。なんとお隣のお嬢さんは息子くんのガールフレンドだったと。やっぱりお隣さん関係してたよ!

俄然怪しくなったお隣さん、早速取調室に呼ばれますが父親と口論したのは事実だが殺してないと主張した上で、彼の口から更なる真実が明らかにされます。蒸発したお母さんが家に入っていくのを見たと。

こうなるとお母さんが犯人だったか〜と結論がわかった上で、物語のクライマックスを迎えます。息子くんに盗聴器を仕掛けてダイナーに母親を呼び出し、事の次第を話し出すのを待てばいい。精神疾患を抱えているからなのか、16歳の息子を置いて家出して、2年間音信不通だったところいきなり帰宅して夫から「部外者」と言われたことにブチ切れて殴り殺し、罪をなすりつけるためお隣さんの裏庭から斧を盗み出してそれで7回も夫の顔を切りつけた挙句に逃亡してしまったと。壮絶だなあ息子くんやりきれませんお父さんもお母さんも、彼は愛しているからやりきれない。事件は解決したけれど、悲しい幕引きでした。

階段の上から、面白くなさそうな顔でチームを眺めるヴァンス局長。新キャラクターのバレット捜査官から電話がかかってきたため、一変して表情には局長の威厳が戻り、会話を始めます。それを下から眺めるギブス。そう、捜査は捜査官のギブスの仕事で局長は捜査官ではない。捜査官としてのプライドに満ちた表情なのでした。

そういえば、今回はディノッゾ頭叩かれなかったな。そして最も印象深かったのは、取り調べの小道具としてギブスがハンバーガーを取り出すシーン。紙袋から取り出したのは、ハンバーガー、そのまま。え、包装紙なし?!アメリカってそうなの?!

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裸バーガー